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見守り・GPS機能を備えたキッズ向け携帯やスマホはいつから必要?
ケータイやスマートフォンといった、いわゆる「携帯電話」は、現代社会においては欠かせなくなった必需品。
ひと昔前では考えられなかったことですが、大人だけでなく子供もケータイ・スマホを持っていることが当たり前の時代になった気がしませんか?
また、ニュースでも度々報道されていますが、子供が犯罪に巻き込まれるケースが多いことから、近年では小さいうちから子供に携帯を持たせる家庭が増えています。
そこで、「子供に携帯はいつから持たせたらいいの?」と、親側からするとタイミングが難しいですよね?
子供用の携帯と言えば、GPSを利用した見守り機能などが利用できるので、持たせておけば不安はある程度少なくなります。
そこで今回は、子供向け携帯はいつから必要なのか?また、どんな機能が備わっているのか?など、子供向け携帯電話について様々な角度でご説明いたします。
1. 子供向け携帯はいつから必要なのか?
先程も少し触れましたが、近年では子供が携帯を普通に持っていることが当たり前の時代。
そこで、内閣府の『平成28年度 青少年のインターネット利用環境実態調査』による子供の携帯電話の利用率を見てみると、
・小学生:スマホ 30.2%、ケータイ 7%
・中学生:スマホ 52.6%、ケータイ 9.8%
・高校生:スマホ 94.9%、ケータイ 3.4%
と、小学生で37.2%、中学生で62.4%、高校生になると98.3%とほとんど100%の近く携帯電話を利用しているのです。
小学生では、約4割近く利用していることは分かりましたが、我が子にはいつから持たせればいいのか?
物騒な世の中になり、いつ何が起こるかわかりません。
子供に携帯を持たせるタイミングとして考えることとして、
・習い事に通っていると、親の目の届かないところに行き始める
・災害や事故などの緊急時に居場所を把握したい
・万一の時のために防犯ブザーを持たせたい
・連絡が取れれば安心
といったことが挙げられますが、保育園や幼稚園までは家にいることが多いので、携帯を持たせる必要はありませんよね。
そう考えると必然的に、子供に携帯を持たせるタイミングとしては、「小学校に進級する時期」。
これは、一般的にも考えられていることで、小学校に入学すると生活リズムが大幅に変わり、登下校、習い事、クラブ活動など、子供の行動範囲は、幼年期と比べると格段に広がります。
その際に、有効な防犯対策として、現在「子供向け携帯」が注目されているのです。
2. 子供向け携帯に備わっている機能とは?
まず、子供向け携帯電話には、
・子供向け携帯
・ジュニアスマホ
と、2種類あり、それぞれ備わっている機能が異なります。
子供向け携帯
子供向け携帯は、ドコモ、au、ソフトバンク、この3大キャリアともに製品が用意されており、
・ドコモ:キッズケータイ
・au:マモリーノ
・ソフトバンク:みまもりケータイ
と、それぞれ呼び名が異なります。
そこで、ドコモの「キッズケータイ」を参考にさせてもらい、実際に備わっている機能を見行きましょう。
ドコモ「キッズケータイ」に備わっている防犯機能
ドコモが2017年3月から発売している最新の「キッズケータイ F-03J」でご紹介いたします。
機能➀ 防犯ブザーとGPS搭載
防犯ブザーを引っぱると大音量のブザーが鳴るのと同時に、電話発信、位置情報を送信してくれます。
キッズケータイのブザーに連動して位置情報を送信するには「イマドコサーチ」のご契約が必要です。
イマドコサーチは、GPS機能を使って、学校の通学、塾や習い事の行き帰りなど、いつでも子どもの居場所を探せて、見守ることができるサービスです。月額使用料が200円で、1回の検索で5円かかります。
「あんしんセット」で、簡単な操作で設定でき、可愛いイラスト付きで子供でも読みやすくなっています。
機能➁ 子供の帰宅状況が分かる「おかえり通知」
今では共働きのご家庭も多いことから考えられた機能で、子供が学校から帰宅すると親のスマートフォンに自動的にお知らせしてくれます。
こちらも別途に、通知デバイス「Tomoru」の購入と、「親子のきずな」アプリ(富士通)を親のスマホにダウンロードしておく必要があります。
「Tomoru」は、1個1,500円程度、「親子のきずな」アプリは無料で利用可能です。
機能➂ 子供は見えなくても安心「みまもりアラート」
ちょっと目を離した時、子供がどこに行ったのか分からなくなることはよくあること。そんな時に「みまもりアラート」を設定しておくと、子どもが見守り範囲を離れたときに、親のスマートフォンとキッズケータイの両方にお知らせが届くようになります。
こちらも、「親子のきずな」アプリ(富士通)を親のスマホにダウンロードしておく必要があります。
以上が、防犯対策の機能です。
本体も持ちやすさにこだわった、手のひらになじむラウンドフォルムで、成長が早い子どもの手にも違和感なく収まり、防水・防塵仕様になっています。
ドコモのキッズケータイの防犯機能をご紹介しましたが、防犯ブザーとGPS探索機能は絶対に必要な機能です。
au、ソフトバンクの機種にも当然備わっており、その他の機能に関しては独自のサービスの中で様々な機能が提供されています。
ジュニアスマホ
ドコモ、auではジュニア向けのスマホをそれぞれ展開していますが、ソフトバンクはジュニア向けのスマホというものはありません。
・ドコモ:スマートフォンforジュニア
・au:miraie
と、呼び名は違うものの、ジュニア向けのスマートフォンを提供しています。
ここでは、auの2017年1月から販売される「miraie f(フォルテ)」を参考にして、備わっている機能をご紹介いたします。
au 「miraie fに備わっている防犯機能
小学校高学年~中学生を中心に利用が多い、ジュニア向けスマホということで、フィルタリングサービスが充実しており、セキュリティやネット制限に力を入れているのが特徴です。
機能➀ 有害サイトや危険なアプリをブロック
お子さまがWebサイトを見るとき、有害なサイトの閲覧や、危険なアプリの利用を自動でブロックしてくれます。
ちなみに、フィルタリングは、インターネット上のアクセス制限のことで、未成年者の方を有害なサイトから守るサービスです。
設定も、初期設定時または保護者メニューから学齢を選ぶだけで簡単に設定が行えます。
また、アプリごとに使用の「制限/許可」を決められ、制限を選ぶとアプリが起動せず、メッセージが表示されます。
機能➁ 時間を決めて、使いすぎを防止
巷では頻繁にスマホの使い過ぎによる視力低下などの問題が起こっていますが、子どもに使わせたくない時間帯など、端末の利用時間を設定できます。こちらも保護者メニューから、
・利用を制限する時間帯
・1日のトータル利用時間
・1日のトータル通話時間
といった設定が行えるので、使いすぎを未然に防止できます。
機能➂ 不適切な言葉の入力を自動チェック
最近では、インターネットの書き込みによる「いじめ」が社会問題になっているようですが、メールなどの文字入力時に、他人を傷つけたり、子どもに使ってほしくない言葉が入力された場合は警告を表示されます。
機能④ ブザーを鳴らし、危険を知らせる
事前に設定しておけば、非常時に防犯ブザーを鳴らすと、位置情報に加え、カメラで自動撮影した周辺写真もメールで登録した保護者に自動送信されます。「保護者の連絡先」は、保護者メニューより登録できます。
さらに、「通報サービス」と「現場急行サービス」(どちらも無料)に申し込んでおくと、防犯ブザーを鳴らすと、自動的にセコムオペレーションセンターに通報し、最寄りのセコムから緊急対処員がお子さまのもとへ急行してくれます。
※ご利用には「セコム」とのご契約およびLTE NET(有料)へのご加入が必要となり、データ通信料、現場急行サービスは都度ご利用料金がかかります。
以上の様に、小学校高学年~中高生になると、インターネットやアプリを使いたい年ごろなので、有害なサイトやアプリを事前に制限できるので安心ですよね。
3. 子供に携帯を持たせるメリット・デメリットを考えてみよう
子供向け携帯電話を持たせることで、防犯対策に有効だということが分かりましたが、そういったメリットだけではなく、当然デメリットもありますので、最後に子供に電話を持たせるメリット・デメリットを考えておきましょう。
子供向け携帯電話を持たせるメリット
・いつでも連絡できる
・緊急時にすぐに連絡できる
・GPS機能で居場所がある程度特定できる
・事故や犯罪などの際、緊急通報ができる(防犯ブザーがついている)
・インターネットやアプリの閲覧制限ができる
子供向け携帯電話を持たせるデメリット
・災害時には電話がつながりにくくなる
・毎月経費がかかる
・インターネットを使った犯罪に巻き込まれる可能性がある
・ながら操作による事故
・目が悪くなる
以上、簡単にはこのようにまとまるのではないでしょうか。
持たせる一番のメリットは何といっても、いつでも連絡できる安心感と、GPS機能で足取りを把握できることですね。
逆にデメリットに関しては、毎月の使用料金はどのキャリアでも安く設定しているので、さほど負担になる金額ではないことと、インターネットやアプリは事前に制限をしておけばある程度予防できると思います。
あとは、ご家庭内で使う時のルール決めはしっかりやっておきましょうね。
4. まとめ
今回は、子供向け携帯電話に関して、色々ご紹介しましたが、便利な世の中になったと感じませんか。
繰り返しになりますが、いつ何が起こってもおかしくない時代になっていることから、子供にも携帯電話を持たせる必要性が出てきたのです。
子供向け携帯の一番の特徴である、防犯ブザー・GPS検索は、どのキャリアの機種にも備わっているので、持たせておくだけで親の側も安心感が得られます。
いつ頃から持たせたら良いのかということについては、小学生に入学する前後が一番持たせやすいタイミングだと思います。
もちろん、お子さまの成長に合わせて、一人で遊びに行くことが多くなったり、習い事を始めるタイミングで持たせておくのも防犯対策には有効ではないでしょうか。