ドコモ・au・ソフトバンクの子供向け携帯料金プランを徹底比較してみた!

現代社会において、子供にもしもの事があったらどうしよう、心配になる親御さんは数多くいらっしゃいます。

そんな中、ドコモ、au、ソフトバンクのキャリアでは、「子供向け携帯電話」として製品を販売しています。
今では大人だけでなく、子供もケータイ・スマホを持っていることが当たり前の時代。

そこで、やはり気になるのが「電話料金」ではないでしょうか?
子供向けなので、大人と違ってそんなに高いものではないと思っても、出費は痛いものです。

ということで今回は、ドコモ、au、ソフトバンクのキャリアで提供されている子供向け携帯の料金プランを比較してみたいと思います

1. ドコモ、au、ソフトバンクの子供向け携帯の機種

まず、子供向け携帯電話と一口に言っても、
・子供向け携帯
・ジュニアスマホ

と、2種類あり、それぞれ備わっている機能が異なります。

ドコモ・au・ソフトバンクの子供向け携帯料金プランを徹底比較してみた!

子供向け携帯

子供向け携帯は、ドコモ、au、ソフトバンク、ともに製品が用意されており、
・ドコモ:キッズケータイ
・au:マモリーノ
・ソフトバンク:みまもりケータイ

と、それぞれ呼び名が異なり、現在販売されている機種は以下の通りになります。

キャリア名 機種 主な機能
ドコモ キッズケータイ 「F-03J」 ・防犯ブザーとGPS搭載
・子供の帰宅状況が分かる「おかえり通知」
・子供は見えなくても安心「みまもりアラート」
ドコッチ 01 ・居場所がすぐわかるGPS搭載
・困ったときは「SOSボタン」
・親から離れたら知らせてくれる「みまもりアラート」
・スマホから子供の状態がわかる「状態モニター」
au mamorino3(マモリーノスリー) ・子どもの足取りが分かる「移動経路通知」
・簡単に位置確認ができる「安心ナビ」
・セコムが駆けつける「現場急行サービス」に対応
mamorino Watch(マモリーノウォッチ) ・お子さまの居場所確認や迷子防止など多彩な機能を搭載
・音声とタッチで通話、メール (SMS) も簡単操作
・保護者の方向け、便利なアプリ『mamorino Watchナビ(無料)』
ソフトバンク みまもりケータイ4 ・お子さまの居場所がいつでも分かるGPS搭載
・車や電車で高速移動すると自動でメール送信
・充実したケータイ機能

以上の様に、防犯ブザー、GPS搭載、見守り機能、この3つの防犯対策機能は、どの機種にも備わっている重要な機能になります。

ジュニアスマホ

ジュニアスマホは、主に小学校高学年~中学生に利用が多い機種になります。

ドコモ、auではジュニア向けのスマホをそれぞれ展開していますが、ソフトバンクはジュニア向けのスマホというものはありません。
・ドコモ:スマートフォンforジュニア
・au:miraie

と、呼び名は違うものの、ジュニア向けのスマートフォンを提供しています。

キャリア名 機種 主な機能
ドコモ ジュニア2 SH-03F ・「イマドコサーチ」で子供の居場所が確認できる
・利用、通話制限
・知らない相手とのやりとりを防止
ジュニア2 SH-05E ・防犯ブザー&イマドコサーチ
・利用時間制限&インターネットフィルタリング機能
・通話・メール送受信制限
au miraie(ミライエ) ・ブザーを鳴らし危険を知らせる&保護者に自動送信
・危険なWebサイト・アプリを自動ブロック
・利用・通話時間制限
・危険な歩きスマホを防止(歩きスマホ警告)
miraie f(ミライエ フォルテ) ・ブザーを鳴らし危険を知らせる&セコムの駆けつけサービス
・有害サイトや危険なアプリをブロック
・時間を決めて、使いすぎを防止
・不適切な言葉の入力を自動チェック

ジュニアスマホに関しては、防犯ブザー、GPS機能は当然として、インターネットの利用や使いすぎなどの制限がかけられるのが特徴ですね。

そこで、月額料金についてキャリア別に見ていきましょう。

2. ドコモの子供向け携帯の利用料金は?

ドコモには、「キッズケータイ」と「ジュニアスマホ」がありますので、それぞれ見ていきましょう。

ドコモ・au・ソフトバンクの子供向け携帯料金プランを徹底比較してみた!

ドコモのキッズケータイ月額利用料

ドコモのキッズケータイは、基本的に「キッズケータイプラス」という料金プランがあります。以下、税抜額になります。

月額基本使用料:500円(2年契約あり)
2年契約無しの場合、1,000円

国内通話料:家族間は、無料
家族以外は、20円/30秒

と、安い!と感じると思いますが、キッズケータイプラスを利用するには、お母さんやお父さんの親回線で「カケホーダイ&パケあえる」のパケットパック契約者の子回線とする必要があります。

詳しく説明すると、お母さんの基本プランが「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」と、パケットパックが「ショアパック5」で契約している場合の下月額利用料金は、

お母さん(基本プラン/2,700円+パケットパック/6,500円)+キッズケータイプラン/500円 = 9,700円

また、F-03Jの本体価格は9,600円(税抜)で、一括払いや24ヶ月分割も可能ですが、24ヶ月分割の場合、月額400円となります。さらに、イマドコサーチをご利用になりたい方は、申し込みが必要となり、月額200円がかかります。

キッズケータイプラスの契約条件は、利用する子供の年齢が12歳以下です。

ドコッチ 01の場合

ドコッチ01も、親回線で「カケホーダイ&パケあえる」のパケットパック契約者の子回線となりますが、基本プランが異なります。

月額基本使用料は、
・デバイスプラン500:500円(2年契約あり)
2年契約無しの場合、1,000円

・ドコッチサービス:280円

となり、合計で780円です。キッズケータイの例えで計算すれば、親機と子機の合計が9,780円となります。

こちらも、イマドコサーチをご利用の方は、月額200円かかります。
ちなみに、ドコッチ01の本体価格は、新規契約割引が適用されれば、9,800円(税抜)~(408円×24回)となっています。

ここまでが、子供向け携帯の料金プランとなりますが、つまり、お母さんやお父さんの親回線が「カケホーダイ&パケあえる」のパケットパックに契約していることが条件になりますので、ご注意下さい。

ドコモのジュニアスマホ月額利用料

ジュニアスマホに関しては、キッズケータイと違い、通常のスマホ契約と同じ料金体系になります
例えば、最も手軽なプランで計算してみると、

カケホーダイライトプラン(5分まで通話し放題):2,700円/月
データSパック(2GB):3,500円/月
spモード:300円/月

このように、月額6,500円かかり、各種割引サービスが適用されても、5,500~6,000円程度は必要となります。

また、本体価格はSH-03Fの場合、本体価格 55,440円(税抜)(1,310円×24回)となりますが、割引で相殺され、実質0円になるようです。

以上、キッズケータイ、ジュニアスマホの料金プランをご覧いだきましたが、条件がありますのでご契約の際はご注意ください。
また、ジュニアスマホに関しては通常の料金がかかってしまうので、こちらも良く考える必要がありそうですね。

3. auの子供向け携帯の利用料金は?

auでは、「マモリーノ」と「ミライエ」がありますので、それぞれ見ていきましょう。以下、税抜額になります。

ドコモ・au・ソフトバンクの子供向け携帯料金プランを徹底比較してみた!

auのマモリーノ月額利用料

auでは、ドコモのようにプランとしては設定されていませんが、料金・割引プランが用意されています。

マモリーノ3の端末価格18,360円(税拭)(分割購入で月額300円×36回)と若干高めです。

月額基本使用料:プランEシンプル 743円(「2年契約(誰でも割)」適用時)
割引サービス適用無し 1,486円

国内通話料:終日30秒/20円

EW WIN:300円/月

Eメールをたくさん使う方におすすめのケータイ (3G) 用の一番安い料金プランで、月額1,043円~利用が可能になります。
端末の分割代金を含めても、1,343円/月~となります。

また、プランEシンプル+2年契約(誰でも割)で加入すれば、小学生以下(12歳以下)のお子さまなら、 月額基本使用料 (743円/月) が12ヵ月間無料となるサービスがあります。

他にも、ケータイ (3G) 用料金プランは利用できますが、そこまで通話が必要にならないので、このプランがベストかと思います。

mamorino Watch(マモリーノウォッチ)の場合

「mamorino Watch」専用のプランがあります。

月額基本使用料:998円(「2年契約(誰でも割)」適用時)
割引サービス適用無し 1,996円

国内通話料:家族間の国内通話は無料
家族以外は、終日30秒/20円

こちらはシンプルに月額998円~となります。

しかし、本体価格が、35,900円(税抜)(997円×36回)と、子供向けとしてはかなり高額です。

auのミライエ月額利用料

ジュニアスマホ、「miraie」、「miraie f」の料金プランも、ジュニアスマートフォンプランが用意されています。

月額基本使用料:3,620円(「2年契約(誰でも割)」適用時)
割引サービス適用無し 4,620円

国内通話料:1時~21時は無料、21時~翌1時は20円/30秒
家族以外は、終日30秒/20円

EW WIN:300円/月

プランには、月間データ容量(2GB)が含まれ、月額3,920円で利用が可能になっています。

また、「miraie(ミライエ)」は本体代が38,880円(税抜)で36回分割では、1,080円/月が別途必要になります。

以上がauの子供向け携帯電話の料金プランとなりますが、ドコモのように、親機と子機という設定が無く、ジュニアスマホも専用の料金プランが用意されているので、月額利用料金が安く感じますね。

4. ソフトバンクの子供向け携帯の利用料金は?

ソフトバンクは、子供向け携帯「みまもりケータイ4」のみとなり、その料金プラン以下の通りとなります。

ドコモ・au・ソフトバンクの子供向け携帯料金プランを徹底比較してみた!

ソフトバンクのみまもりケータイ4月額利用料

みまもりケータイ4を利用するには、「通話定額ライト基本料(みまもりケータイ)」が必要になります。

通話定額ライト基本料:490円/月(2年契約)
2年契約無し 1,990円/月

通話料:1回5分以内の国内通話・家族への通話 無料
5分超過、ソフトバンク以外への通話 20円/30秒

本体価格は、10,320円(税抜)なので、24回分割払いの場合、430円/月となり、月額合計は、959円となります。

また、お子さまの年齢が申し込み時点で12歳以下であれば、お申し込みの翌請求月から2ヵ月間無料となるキュンベーンも合わせて利用できます。

5. まとめ

今回は、ドコモ、au、ソフトバンクの子供向け携帯の料金プランをご覧頂きましたが、端末代金込みで1,000~3,000円程度で利用可能になっています。

ドコモが一見高そうに感じますが、両親のどちらかが「カケホーダイプラン」に申し込んでいれば、月額500円で利用可能になりますよね。

というように、お子さまに持たせる子供向け携帯は、ご両親が利用しているキャリアに統一することで、各種割引サービスが適用されますので、親御さんと同じキャリアの機種がおすすめになりますね。

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